今回から久しぶりに東急車のキット製作記をサクサクッと書いていきたいと思います。
お題は9月下旬に発売された、1000N系のキットです!

東急1000N系

1000N系は東横線用としてだけでなく、旧目蒲線(※現在の目黒線目黒-多摩川、東急多摩川線多摩川-蒲田間を結んでいた路線)でも使用できるように8両固定編成でなく、4両編成で製造されたグループで1010F~1013Fの4編成が在籍していました。


1000N系の最大の特徴は4両+4両で編成を組成した際に車両間の行き来ができるよう、中間に封じ込められる先頭車の前面貫通扉が中央に配置されている点です。そのため4両編成で走る場合、前後で顔が違うというちょっと変わった車両です。

現在では編成を組み替え、両サイドが中央貫通扉顔となった1013Fが池上線・東急多摩川線で活躍しています。(※残りは伊賀鉄道に譲渡され、現在200系として活躍しています。)

さて、実車のお話はこれくらいにして早速、かつて東横線で活躍していた4両+4両編成の製作記を書いていきたいと思います。


東急 1000N系 模型


まずは屋根に搭載するクーラーの墨入れから-。

…東急電鉄の車両は1999年(平成11年)に登場した3000系まで、ずっと分散クーラーを搭載しており、何気に作業量が多かったりします。

今回の1000系の場合、1両あたり3台クーラーが搭載、編成は8両編成ですので合計で24個のクーラーを塗ってあげる必要があります。

これが東急田園都市線用の8500系になると、1両あたり4台、編成は10両編成なので1編成製造するのに合計40個のクーラーを塗装する必要があり、1個1個の作業内容は大したことなくても、いかんせん数が多いので地味に時間がかかる、という訳です(笑)

とはいえ、過去に何両も東急電鉄の車両を作ってきた私にとってはもはや日常茶飯事(笑)なのでちびちび、サクサク塗ってしまいます。


東急 1000N系 模型


クーラーの墨入れが終了したらお次は列車無線アンテナの塗装-。

こちらはつまようじにMr.colorの「ライトブルー」をつけて、ちょこんと塗ってあげます。
…非常に細かいところではありますが、これがなかなかいいアクセントになるんでオススメです。

いつもはこれらに加えてパンタグラフの集電ホーンを黄色に塗ってあげるなどさらに細かい塗装を行うのですが、1000N系が東横線で活躍していた頃はなかったものなので、今回は省略。

と、いうことで後は屋根板、屋根機器、パンタ、クーラーをつけて完成です。
このまま続いて足回り、ボディーの小加工にいきます。


-次回へ続く