物販コーナーやNゲージ展示を経由し、我々はいよいよ東急長津田車両工場の
内部へと進んでいきます。

主電動機・車輪・台車の展示を拝見しつつ奥へと進むと、
丁度工場に入場中の5000系5102Fの5802を用いた車体吊り上げ実演が
行われていました。大きな天井クレーンをリモコンで操作し、
車体の吊り上げ・移動を行う様子は圧巻です。

通路を挟んで、5102Fの入場中の車両も横並びに置かれ、
先頭車の5002は非常扉を開放し、梯子を展開した状態で展示されていました。

そして個人的に何よりも印象深かったのが、東横線の1日の列車の動きを
再現した模型です。東横線の全区間の配線や沿線の特徴を余すことなく再現し、
DCCを用いて特急・急行・各停の停車・通過・追い抜き・退避、更には元住吉への出入庫や
目黒線の列車運行も忠実に行い、何十人ものスタッフの方が一丸となって
150分の1の東横線を"運行"していました。

写真は上から順番に渋谷~代官山付近、元住吉駅、元住吉検車区、菊名駅付近を
再現したモジュールです
(渋谷~代官山は、渋谷地上駅時代の旧線区間も再現されていました)。

この他、コンプレッサーの動作実演や各種車両部品の展示、
電車(5102)との綱引きなどが行われていました。
この日の為に多くのスタッフの方々が準備され、当日も笑顔で
来場客に対応されており、イベント全体において
さまざまな最大級のおもてなしを頂きました。

続いて、工場の屋外での事業用車の展示へと向かいます。

⇒次回へ続く