issです。カメラカー紹介記事の前回の続きです。
それでは行ってみましょう。




<おやくそく>

以下の内容では,使用した各製品について,本来想定された使用方法ではないものも含まれています。
参考にする際には必ず自己責任で実行するようにしてください。

それでは上記の注意事項に留意した上で,続きをお楽しみください。


冒頭の写真は,カメラシステムをTC-9に組み付けているときの様子です。
通電状態の確認用と前照灯用として,基板側・車両側にLEDを1灯ずつ実装しています。

メンテナンスを考慮して,カメラユニットは室内灯ユニットをバラしたものをコネクタとして容易に車体から取り外せる構造にしています(分解することは滅多にありませんが...)。カメラのアンテナは上手いこと車体側に信号炎管の取付穴があるので,その穴から逃がすことに。



カメラユニットはは2両編成のTc'車(クハ312-2300)に取付していますが,相方となる動力が搭載されたMc車(クモハ313-2300)にも一工夫。製品の動力は片台車駆動でトラクションタイヤなしの軽装仕様で,以前,同仕様の2連にトレーラの2両を増結して4両編成で走行させたところ,上り勾配で見事にスリップして立ち往生してしまうという苦い経験があります(苦笑)。

そこで,カメラ搭載によるTc'車の重量増への考慮と,勾配区間での走行安定性向上を目論んで動力車の客室内にコレでもかと言うくらいにたんまりとウェイトを仕込んでみました(笑)。ウェイトはGMストアで扱っているもので,個人的にはBトレの走行安定性向上で使うこともあります。が,さすがにこれほどまで積み込んだことはありません。さらに,別の台車からゴムタイヤ付きのギヤ付き輪軸を用意して2軸ともトラクション有りの強力仕様に。

結果,転がり性能がそれほど良くないMODEMO製の313系を4両ぶら下げて走行させても安定した走りを実現する,優れた牽引力を持つ動力車となりました。重量増によるモーター寿命への影響はありそうですが,いまのところは快調に走行中ですので,カメラカーの相方だけでなく,入換用の動力車としても活躍できそうです。



こうして完成した313系改造カメラカーは,快調にレンタルレイアウト上でも映像を受信しながら走行可能となり,満足する結果になりました。

が,映像を見ながら走行するのは「その場限り」の楽しみ方。やっぱり録画できた方が良いんじゃない?という意見もあり録画方法を模索していきます。

そんな録画の話は次回に続きます。

<次回へ続く>