前回撮影した場所から再び、三ツ峠方面へとなるべく線路から離れないように道を歩くこと約20分。
ようやく中京支部メンバーが撮影している場所へとたどり着き、合流しました。

富士急行線 富士登山電車

到着してから間もなく、快速「富士登山電車」がやってまいりましたので早速撮影しました。

ちなみにこちらの場所、富士急行線の撮影地としては超がつくほどの有名撮影地で、行きに乗車してきた列車の車窓から既に見えていたのですが、同業者の方がざっと20名くらいいらっしゃいました。
それだけ圧倒的な人気がある場所なのですが、そもそもなぜそんなに人気があるかと言いますと―。


富士急行 パノラマエクスプレスアルプス

そう、雄大な富士山をバックに富士急行線の列車を撮影できるからです!

この日はあいにく雲が厚い日で、決していい天気とは言えませんでしたが、富士山はバッチリ見えておりましたので全く問題ありませんでした。
※そもそも富士山に大変近い場所にいるのですから、逆に見えない方がレアかもしれません(笑)

なのでJR東日本183系による「ホリデー快速富士山」、issと私が乗車してきた通称「山スカ」こと115系の直通列車、そして今回のメインターゲットである富士急2000系「フジサン特急」もとい「パノラマエクスプレスアルプス」と次々にくる人気列車を休む間もなく撮影しました。

よく考えてみれば183系は185系の臨時列車への転用によって数を減らしておりますし、115系もまた長野支社エリアで211系の転用が本格化しているため、先が見え初めてきているので、富士急2000系とともに、どれも近い将来貴重となりそうな車両ばかりです。

・・・この日、たくさんの同業者の方が訪れていらっしゃる意味を改めて理解しました。
ただ私が撮りたかったのはもちろん、これら貴重な車両たちもそうなのですが―

富士急行線 6000系

実は元JR205系こと富士急6000系が私の中では結構重要なポジションでした(笑)

4編成(うち二段窓の初期生産車=6000系が3編成、一段下降窓の量産車=6500系が1編成)が活躍する同形式は、現在の富士急行線にとっては珍しい車両でもないのですが、山手線に横浜線、埼京線、京葉線、南武線などなど205系の全盛期を過ごしてきた私にとっては元々親しみのある、好きな車両だったので今回本格的に撮りたいと思っていたのでした。

・・・間違いなくこの日の撮影者の中で私はイレギュラーな存在と言えましょう(笑)

ただし残念ながら元々黒い前面が災いし、富士山を写そうとすれば車両の顔が暗くなり過ぎ、逆に富士急6000系を撮ろうとすれば富士山が真っ白に飛んでしまう、・・・という見事なまでに露出との戦いに大苦戦、上のようなあまりお見せできないような写真しか撮れませんでした。

ちょっと悔しかったので、メンバー全員が納得の行くまで撮影した後、中京支部が乗って来た車に全員で乗車し、次なる撮影地へと向かう事にしたのでした―。


⇒次回へ続く