京阪電鉄 ファミリーレールフェア

さてお次にやってまいりましたのは車両工場のあるエリア。

こちらには3000系(3001F)、6000系(6008F)、13000系(13023F)などが展示されていました。

・・・前日、7両→4両編成化された13000系の20番台(13025F)を宇治線で見かけましたが、一方7両→8両編成化された20番台の編成(13023F)はこの日「ファミリーレールフェア」の会場にいたんですね。

またこれら現役の旅客車両以外にも寝屋川車両基地の構内入換車として活躍する70型、そして日本初の連接構造を採用した戦前生まれの名車、60型「びわこ号」ー。

この60形「びわこ号」こそ、私が寝屋川車両基地で最も見たかったもののひとつでした。

京阪電鉄 ファミリーレールフェア

「こわび」の銘板、イコライザー式連接台車のD-13型、個性的な円筒状貫通路・・・京阪電鉄が戦前に生んだ名車の数々を間近で見ることができたので大満足でした。

ちなみにこの60型、2010年3月に寝屋川市と京阪電鉄の合同で復活プロジェクトが企画され、2014年9月までに2,500万円の寄付を集め修復、現在に至っているのですが2018年10月になった今でも非常に美しい状態で保存されているのは素晴らしいですね。

この「びわこ号」、大阪(天満橋)⇔京都(三条)⇔大津(びわ湖浜大津)を直通運転していたというのですから、話を聞いただけでもロマン溢れる列車ですが、それを様々な技術を用いて、戦前に実現させたというのですから京阪電鉄の発想と技術力は本当にすごいと思います。
  
京阪電鉄 ファミリーレールフェア

京阪電鉄の発想&技術史の生き証人である「びわこ号」を堪能した後は、いよいよ!車両工場の中へと足を踏み入れるのでした。


→次回へ続く