若干の時間を要したものの結局コンプリートしてしまったTOMIXの「JR 485系特急電車(ひたち)」セット、今回は【4両基本セットB(※以降Bセットと記載)】の先頭車をご紹介ということでー。

TOMIX 485系ひたち

まずは両先頭車の先頭部分。繰り返しとなりますがTOMIXの485系ひたちセットはボンネット形状と「電気ガマ」形状の先頭車が1両ずつという構成になっております。

パッと見の大きな特徴はやはりボンネット形状の先頭車(クハ481-0)に国鉄特急のシンボルマーク(※逆三角形状のエンブレム)が残っている点が大きな特徴と言えます。

TOMIX 485系ひたち

参考までに以前紹介したAセットの先頭車画像を再掲しますが、シンボルマークの有無がわかるかと思います。ただこれ以外にも両車の違いというか485系ひたちならではの特徴がありましてー。

大きな特徴、それは前面スカート(排障器)回りにあります。

と言いますのも485系ひたち用の編成は、2編成併結による14両編成の運転を行うため、スカートの一部を欠取り、連結器の交換と制御回路用のジャンパ連結器が設置されました。

ジャンパ連結器は上り方が正面向かって左側、下り方が右側に設置されたほか、下り方の先頭車にはさらにジャンパ栓とジャンパ栓受けも設置されたのがアクセントとなっています。

今回のTOMIXの485系ひたちセットで面白い?のが、Aセットは上り方=電気ガマ、下り方=ボンネットという編成に対し、今回のBセットは上り方=ボンネット、下り方が電気ガマという編成になり、2つの形状の先頭車が前後で逆という組成になっています。

もちろんスカートの欠取りやジャンパ連結器・ジャンパ栓受けの位置は両セット共に上り下りの向きがしっかりと再現されておりますので実質4種類の先頭車がいることになりますね(笑)

TOMIX 485系ひたち

さてお次は先頭車の側面部分。

基本セットAの場合は、中間グリーン車を先頭車化改造した車両がいたため窓配置が全然違っていたのに対し、今回の基本Bセットはボンネット(クハ481-0)、電気ガマ(クハ481-300)ともに最初から先頭車として製造された車両となるため、比較的似ておりますね。

それでもやはり屋根上のクーラーはクハ481-0が初期に製造されたグループということでAU12形、クハ481-300が比較的後期に製造されたグループということでAU13形と2種類搭載していますので、編成を組んだ場合はいいアクセントとなるでしょう。

ちなみに中間車については以前の記事にも書きましたが共通となっておりますので割愛します。

TOMIX 485系ひたち

さてせっかく基本Aセットベースの7両編成と基本Bセットベースの7両編成が手元に集結しましたので両編成を展開!・・・するのは次回の記事に引っ張らせていただきまして、両セットのケースのパッケージをご紹介(笑)

どうやら下り方先頭車(先ほど述べたとおり車体右下のジャンパ栓・ジャンパ栓受けがポイント?)を先頭にした編成イラストがパッケージになっているようでして、基本Aセットがとボンネット形状のクハ481-0、基本Bセットが電気ガマ形状のクハ481-300となっています。

※ちなみに両製品で共通となる増結セットはAセットに準じたデザインになっています。

・・・当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、やはりセットが異なる分パッケージも違ってくるというのはいいものですね。

あと個人的にはパッケージ左上のヘッドマークと同じデザインの「ひたち」が気に入っています。(※他のTOMIXのHGシリーズの485系セットもこのようなデザインなのでしょうか?)

ということで次回は両セットを展開して、もうちょっとわかりやすく?違いをご紹介していきたいと思います。


⇒次回へ続く