さて今回はTOMIXの「JR 485-1000系電車(勝田車両センター・K60編成)セット」を
もう少しだけ細かくご紹介させていただきたいと思います。

TOMIX 485系 K60編成

まずは先頭車であるクハ481。

K60編成のクハは以前(幾度にもわたって)ご紹介したひたち編成とは違い、両先頭車とも通称「電気ガマ」形状+特急シンボルマークありのスタイルとなっておりますが、最大の特徴?ともいえるのは運転台上部にある前照灯が2灯になっているところ。

このクハ481は1500番台に区分されるグループでして、製造当初は北海道用として投入されたものの、酷寒地対策が不十分でトラブルが頻発。781系に置き換えられる形で本州へ転属し、以降は東日本の日本海側エリアを中心に活躍という経緯があります。

K60編成は新潟の上沼垂運転区(※現在の新潟車両センター)から波動輸送用ということで勝田に引っ越してきた編成になりますが、波動輸送用という事もあってかヘッドマークは臨時列車の「急行ぶらり鎌倉号」がデフォルトになっています。

TOMIX 485系 K60編成

お次は印刷関係。

K60編成のシンボルともいえるイルカ(ドルフィン)マークや485expressの表記はもちろん、JRマークや車番などもすべて印刷済となっています。

また車体の色もベースの白と青、そして細い2本の白帯もキレイに塗装されていますので、全体的に文句なしの出来栄えかと思います。・・・さすがはHGシリーズといったところでしょうか。

ちなみにこのカラーリング(通称:勝田のイルカあるいはドルフィンと呼ばれていたようです。)をまとった編成はこのK60編成以外に、4両編成のK40編成もいたとのことですのでぜひK40編成の方も製品化してほしいですね(笑)

TOMIX 485系 K60編成

お次は屋根回りと床下回り。

K60編成の中間車はモハ484・モハ485のユニットが2セットになっていますが、いずれのユニットも後期型(1000番台)のグループということで、クーラーはAU13形(モハ485)・AU71形(モハ484)を搭載しています。

また床下機器は勝田所属=郡山でメンテナンスを受けていた車両ということもあってか、グレーとなっています。

・・・個人的には国鉄型車両の台車や床下機器は黒の方が好き(※特に国鉄時代のオリジナルカラーをまとっている場合)なのですが、このK60編成に関しては車体のカラーリングが白+青と、全体的に明るい色合いになっているおかげか、違和感はほとんどないように感じます。

ということでもう少し細かくといいつつ超ざっくり(笑)でご紹介しましたが、せっかくなので(以前にも散々引っ張り出した)485系のひたち編成と少しだけ比較をして、次回で終わりにしたいと思います。


⇒次回へ続く