発掘?模型のご紹介ーTOMIX「500-7000系山陽新幹線(こだま)」②ー (2021年2月14日)
はい、という訳で8年もの時を経て、TOMIXの「500-7000系山陽新幹線(こだま)セット」の屋根を塗装したいと思います。
具体的な内容ですが、モールドで表現されている屋根のすべり止め部分をグレーに塗るという、イメージとしてはKATOの500系に近い感じとなります。
※私自身はKATOの500系を保有しておりませんので、気になる方は画像検索いただけるとありがたいのですが、KATOの新幹線車両は500系をはじめ、700系、E2系、E4系などが屋根のすべり止め部分をTOMIXのようにモールドではなく、グレーの塗装で表現しています。
ただ実車については、すべり止め部分に限らず屋根全体が汚れる&色合いもグレーというよりは茶色がかった色かと思いますので、リアルかと言うと極めて微妙なのですが、滑り止め部分だけが汚れた500系の写真(※画像の実車写真は『鉄道ファン 1998年3月号』の31ページに掲載されていたものになります。)もゼロという訳ではなかったので、採用することにしました。
まずは別パーツになっているパンタグラフやケーブルヘッド、大型の高圧線ジョイントなどを取り外し、いろんな幅のマスキングテープを使って1両1両マスキングを施していきます。
・・・TOMIXの500系はご覧のように、車体と屋根を分割できる構造になっておりますので、マスキングテープの消費量を抑えられる点は大変ありがたいのですが、先頭車の無線アンテナ部分や屋根中央の高圧線など、細かくマスキングをしなければならないので正直大変でした。
※8年前、めんどくさいと言って逃げた自分の気持ちがよくわかりました(笑)
とりあえず編成のちょうど半分となる4両分のマスキングを終えた時点で塗装することにしました。色は私が車両の屋根を塗る際、最も愛用している?色であろう、greenmaxの「鉄道カラースプレー No.35 ダークグレー」をチョイス。
結果はご覧の通りでして、塗装前と比べてだいぶメリハリがついた(※汚くなっただけ?)ような気がします。だいたいイメージしたとおりの仕上がりになりましたので、モチベーションが上がり、そのまま残りの4両も一気にマスキング⇒塗装しました。
いいか悪いかは置いといて、少なくとも製品状態のまま(=青一色)のキレイというか、サッパリとした印象とはずいぶん印象が変わりましたので個人的には満足しました。
また、屋根を塗装している合間に車体の方もほんのちょこっとだけ加工ー。
具体的にはモールドで表現されている行先表示機と座席表示機部分を黒で色差ししました。
もしこれらがガラスパーツと一体で表現されていたのであれば目を瞑った部分なのですが、さすがに車体と同じ色では少々寂しい気がしましたので、実車の表示機がLEDであることを言い訳?に、黒で塗装してみました。
製品にはTOMIX製品のお決まり?ということで、座席表示や行先表示のステッカー類は付属していませんので、他のメーカーから発売されているステッカー類を購入して貼り付けるのがベストではありますが、とりあえず黒に塗ってみるだけでもだいぶ引き締まったように思います。
という訳で実に8年の時を経て、ようやく私のイメージした完成形になった?TOMIXの500系。
せっかくこれだけ手を加えた(ついでに言うと2021年に入って私が着手した模型作業の第1号車)のですから、自宅でもレンタルレイアウトでもいいので、近いうちに走らせる機会を設けようと思います。
ーおしまいー