小田急 VSE

こんばんは、谷風皐月です。
今回は珍しく、仕事帰りに行った活動のお話ー。

ということで小田急電鉄の新宿駅へとやってまいりました。

狙いは3月11日(金)をもって定期運行を終了する小田急電鉄の特急ロマンスカー、50000形「VSE」(以下VSE)に乗車するためでした。

VSEは2005年の登場後、「ブルーリボン賞」や「グッドデザイン賞」など数々の賞を受賞、鉄道ファンに限らず大変人気の高い車両であり、まさに小田急電鉄のフラッグシップ車両として呼ぶにふさわしい車両ですが、小田急電鉄のリリースによりますと、車体構造をはじめ、連接車体、車体傾斜制御機構といったVSE特有の事情から、更新・維持が困難ということでいち早く引退が決まってしまいました。

2023年秋までは臨時列車を中心に活躍を続けるそうですが、定期列車として乗車できる機会は残りわずかということで、そんなVSEに乗るため、今回東横本部メンバーとともにやってきたのでした。

小田急電鉄 VSE

ということで、20時過ぎに入線してきたVSEをホーム上から撮影ー。

・・・コロナ渦前の新宿駅であれば、急行・快速急行といった優等列車は数本待たないと座れず、特急ロマンスカーも発車直前ですと空席があるかないか、というほど賑わっていたものですが、この日はいずれも待たずとも座れてしまうという状況でした。

しかしながらVSEの入線以降、鉄道ファンをはじめかなりの撮影者の方たちがいらっしゃいましたし、私たちが乗車した1本前の特急列車と比べると、明らかに乗車待機列も長かったことから、VSEの人気は健在、というか定期運行の終了が決まったことで、さらに人気が高まっているような印象でした。

さてそんなVSEですが、車両の前面と側面には運行終了を記念した装飾が施されていました。

・・・いきなり鉄道模型の話になってしまいますが、VSEは1/150スケール(Nゲージ)ですとTOMIXから製品化されておりますが、なんとなく今回の記念ラッピング仕様が発売されるような気がします。(※仮に出るとしてもおそらくは2023年秋の完全引退時以降かとは思いますが。)VSEは鉄道模型としても人気の高い車両ですから、期待したいところですね。

小田急電鉄 VSE

ホーム上で撮影を終えた後はVSEに乗車。東横本部メンバーのおかげで一番先頭の展望席という最高のポジションを確保いただけましたので、終点の藤沢まで乗車しました。

最近の私の特急展望席といえば京阪8000系が標準なのですが(笑)、正面に広がるパノラマはもちろん、揺れ・静粛性をはじめとする乗り心地も文句のつけようがなく、「さすがは小田急電鉄の誇るフラッグシップ車両」と改めて感嘆するのでした。

わずか1時間ちょっとの小トリップではありましたが、VSEの旅を満喫することができました。

さすがに小田原駅と比べ、藤沢駅ならまだ私たちが家に帰るにもそこまで時間が遅くならないので、今回のVSEをきっかけに他の特急車に乗る機会も設けよう(※私自身はGSEはおろか、EXE-αにすらまだ乗ったことがない有様なので・・・。)ということで、勝手に【ホームウェイミッション】などと名づけました(笑)が、また機会があれば仕事で疲れた心身を癒すイベントとして開催したいと思います。


ーおしまいー