はい、ということで1996年頃に見られました、京阪8000系+3000系(先代)による8両試運転編成を再現ということでー。

京阪8000系 鉄道模型

同編成の再現にあたり、最も重要な(というよりも唯一の)ポイントとなります3000系の先頭車を用意しました。

1/150(Nゲージ)スケールの3000系はエンドウ、マイクロエース、TOMYTEC『鉄道コレクションシリーズ(以下鉄コレ)』から製品化されておりますが、今回用意した種車は市場に出回っている量的にも、お値段的にも(笑)最も入手のしやすい鉄コレ製品となります。

・・・鉄コレということで、走行化パーツに交換してマイクロエース製の8000系の間に挟んで「はい、おしまい!!」・・・ではさすがにブログの記事にはできませんので、私ごときで出来得る限りの加工をしてみました。

まず実際に8000系に組み込まれた3000系について調べたところ、下記の特徴があることがわかりました。

① 車番は3506号車
→1996年当時在籍していた3000系の予備車で、パンタグラフを搭載していない車両は3506号車のみ。

② 3506号車は1989年以降の特急車7両固定編成化の際、中間車に改造されている
→スカート(排障器)の撤去、乗務員室車掌台側の電話室化&扉の固定化、列車無線アンテナを電話用の通信アンテナに換装など実施。

以上2点を参考にしましてー。

京阪8000系 鉄道模型

実際に①スカート(排障器)の撤去、②乗務員室扉の車掌台側の手すりを撤去、③インレタで3506を転写ーといった作業を行いました。

また、今回のきっかけとなりました【とれいん 2000年10月号(発行No.310)】の写真(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5535&catid=25#more)を見た限りでは、屋根上のテレビアンテナと通信アンテナは撤去されていたようなので、デフォルトでは印刷済となっている「テレビカー」のロゴを2000番の紙やすりで削って撤去しました。

あと微妙なマスキング具合からもおわかりのとおり、グリーンマックスの「鉄道カラースプレー」を使って全面的に再塗装を行いました。・・・いずれも私であればいつも使っている常用色(笑)ではありますが、一応使った色を下記のとおり記載します。

・No.1 赤2号 :車体上部
・No.8 銀色 :前照灯・識別灯、ドア帯
・No.9 ねずみ色1号 :クーラー(カバー部分)
・No.10 黒色 :クーラー(メッシュ部分)、行先表示器
・No.17 オレンジA :車体下部
・No.35 ダークグレー :屋根、貫通幌、床下機器、台車枠

京阪8000系 鉄道模型

あとは今回購入した京阪8000系をささっと加工(※クーラーメッシュ部分の墨入れ、シール類の貼り付け程度)しまして完成―。

やはり前後左右から見ようが、屋根から見ようが、明らかに1両だけ異端車(=3506号車)がいるのが目立ちます(笑)ただ地味に全面再塗装をした甲斐もあって?、マイクロエース製品の8000系と連結していても、私個人としてはそこまで気にならない程度には仕上がったかなと思います。

京阪8000系 鉄道模型

最後にケースの収納ウレタンを、手元にあった8両用のもの(おそらくグリーンマックス製)に交換して車両を収納ー・・・ということで、なんともマイナーなネタの京阪8000系+3000系(先代)による8両試運転編成が完成しました。

実車の両数を遥かに上回る数の京阪8000系が在籍する私ならではのネタだと思いますが、「8000系きかんしゃトーマス号2015」(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=3070&catid=25)に続く、新たな特定編成が誕生しましたので満足しております。

今後、さらに手元に京阪8000系が増えるのかはわかりませんが、何か機会があったら特定編成の再現にチャレンジしてみたいと思います。


ーおしまいー