小田急 GSE

ということで私にとっては初めての乗車となる小田急電鉄の特急ロマンスカー、70000形「GSE」(以降車両形式は省略)をお出迎えー。

先輩格にあたる50000形「VSE」に続き、「GSE」もまた「ブルーリボン賞」や「グッドデザイン金賞」など数々の賞を受賞しておりますが、白(シルキーホワイト)基調のカラーリングだった「VSE」とは違い、赤(ルージュボルドー)やオレンジ(ローズバーミリオン)を基調とした派手なカラーリングをまとっているのが印象的です。

また連接台車構造だった「VSE」と異なり、30000形「EXE」「EXE-α」や60000形「MSE」と同様、一般的なボギー台車構造になったのも特徴的ですが、個人的には現在活躍する小田急ロマンスカーの車両のなかではこの「GSE」が一番好みなデザインです。
(※なのに乗るのは登場してから4年も経った後という。)

ホーム上でじっくり見ていますと、折り返し整備も完了し、乗車可能となりましたのでいよいよ「GSE」の車内へと乗り込みます。

小田急電鉄 GSE

私たちが確保した座席はもちろん展望席・・・ですが今回は先頭ではなく一番後ろ。

今年2月の「VSE」に乗車した時と同様、今回も東横本部メンバーに手配いただいたのですが、さすがに連休期間中に加え、時間帯も18時台とほどよいタイミングということもあって、一番後ろを手配するのが精いっぱいだったとのことで、改めて特急ロマンスカーの前面展望席の人気の高さを実感します。

とはいえ私自身は「GSE」に乗ること自体初めてに加え、いわゆる「後ろ展望」も初めてでしたので手配してくれただけでも大感謝です。

ちなみに実際に「GSE」の展望席エリアに座ってみた感想ですが、「VSE」よりも窓が大きく(特に縦方向)、シートそのものの幅や座席回りの空間もゆったりとしていて、更に快適な空間が確保されているような気がします。これは間違いなく小田急電鉄のフラッグシップ車両と言い切っていいのではないでしょうか、と思うくらい個人的には気に入りました。

小田急電鉄 GSE

ということで新宿から終点の片瀬江ノ島駅まで、1時間ちょっとの旅を満喫しました。

後ろ展望の方が沿線の景色やすれ違う列車たちをじっくり見られた分、これはこれで楽しかったですし、藤沢ー片瀬江ノ島駅間は方向転換して進行方向先頭になる=前面展望になりますので、結果的に一度の乗車で前後それぞれの展望が楽しめました。

・・・ちなみに夜から江ノ島へ行く方はさすがにほとんどいらっしゃらないようで、相模大野・大和といった途中駅で大半の乗客は下車し、終点の片瀬江ノ島駅到着時には私たちしか展望席エリアにいませんでしたので、終盤のタイミングで車内の撮影もすることができましたので、初めての「GSE」の乗車はこれ以上にない、大変贅沢なひとときでした。


⇒次回へ続く