KATO「東京メトロ半蔵門線18000系」セット② (2022年10月30日)
さてKATOから発売されました「東京メトロ18000系」セットをもう少し細かく見てまいりましょうということで、まずは先頭部と妻面ー。
さすがはKATOの新製品、いつもながら申し分のない出来栄えだと思います。
ただちょっと面白いなと思ったのは先頭部分のパーツ分割。あえて画像右側(18002号車)の車体を浮かせているのですが、車体の一部とスカートが一体パーツとなっています。・・・実車を見てみますと、車体下部の連結器回りは出っ張った形状となっていますので、いきちんと再現?するためにこのような感じになったのでしょうか。
ただ自分の中での実車のイメージや、過去に撮影した(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5353&catid=11#more)写真などを見返ってみても、やっぱりよく出来ていると思います。(※むしろ実車よりもカッコいい感じがする・・・という点もいつもながらな感じです。)
お次は車体の側面。とりあえず先頭車(CT)、中間車(M)、中間車(T)を1両ずつ引っ張り出してみました。
全体的な車体の塗装をはじめ、東京メトロのロゴマーク、車番、弱冷房車、車端部窓上の車イス・ベビーカーマークなどはいずれも印刷済で、いずれも間近で見てみてもキレイに印刷されていると思います。
・・・これといって気になるところが全然ないのでコメントのしようがないですね(笑)
続きまして屋根回り。
18000系の兄弟車といえる有楽町線・副都心線の17000系をはじめ、日比谷線の13000系や南北線の9000系リニューアル車など、最近の東京メトロ車両ではお馴染み?となったクーラーや、従来のL字アンテナに加え、2基のデジタル列車無線用アンテナが搭載された先頭車など、こちらもしっかり実車の特徴を捉えています。
・・・ちなみに同じ線区で活躍している東急5000系も、18000系のようにデジタル列車無線用アンテナが2基(おそらく18000系と同じもの)追加で搭載されているのですが、これを模型で再現しようとすると、アンテナパーツそのものはなんとかなるのですが、台座がない(※台座部分は基本的に屋根パーツと一体成型)ので、アンテナと台座が一体となっているパーツがあるとすごく需要がありそう・・・とはよくメンバーたちと話しているところです。
と、余談はさておきまして配管のモールドやヒューズボックスなども含めまして、「やはりよく出来ているなぁ。」という感じです。
最後は足回り。
細かい床下機器の配置までは把握していませんので細かいことは言えないのですが、編成全体を見てみた限りの感想(※写真は4両分しか写っておりませんがご了承ください。)としては先頭車(CT)2種類、中間車(M)が動力車・トレーラー車で2種類、中間車(T)も2種類ということで、それなりに作り分けられているような印象です。
またFS-781形台車の形状・モールドもなかなかいいと思います。
ちなみに画像には写しておりませんが、動力車はKATOが誇る最新鋭モーターのスロットレスモーターが採用されています。
スロットレスモーター自体は「たまでんクラブ」メンバーの多くが購入しました683系4000番台などで、実際に運転会を行った際(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5924&catid=21#more)に見せてもらったり、説明してもらったりしたのですが、私自身がスロットレスモーターを採用した車両を実際に手にするのは初めてですので、次回の運転会の際に改めてその性能を体験してみたいと思います。
ということで(発売から少し時間が経っていることもあり)ざっとではありますが、KATOの東京メトロ18000系のご紹介でした。個人的にはあれこれ言うことがなさ過ぎる(※まだ実車の研究が不足しているだけとも言えますが。)くらい、出来栄えはいい製品だと思います。
既に兄弟車である17000系の製品化も決定しておりますが、こちらも文句のない仕上がりになることは間違いないと思います。
なにはともあれ、これで私の手元に歴代の半蔵門線車両(8000系・08系・18000系)が全て揃いましたので、次回の運転会でしっかり走らせて遊びたいと思います。
ーおしまいー