東急1000系1500番台 模型

はい、という訳でKATO「レジェンドコレクションシリーズ 東急7000系」に続き、今度はGREENMAXから発売されました「東急1000系1500番台(※製品名は「番代」になっておりますが、当記事では「番台」としております。」を簡単にご紹介してまいりたいと思います。

※例によって発売から既に2か月近くが経とうとしておりますがその辺はご愛嬌ということで。


まず実車について簡単に説明いたしますと・・・

1.地下鉄日比谷線乗り入れ用として東横線で活躍していた編成の中で、相互直通運転終了時まで残っていた8両編成7本(1001F~1005F、1007F、1008F。1006Fは編成の大半が伊賀鉄道へ譲渡。)を3両編成に組み替え。

2.7000系に準じた電装品、内装に改装、車体の帯や戸袋部のラッピングも7000系をイメージした装飾を施し、池上・東急多摩川線(※以下池多摩線と記載。)へ転属。

3.最近では以前から池多摩線で活躍していた編成も1500番台化(※2017年9月1日時点では1024Fのみ。)され、3両編成8本が池多摩線で活躍中。


個人的には1000系要素が6~7割、7000系要素が3~4割くらいのこのブレンド???車両が最近登場した東急車の中ではかなり好きなので、待望の発売でした。

ちなみに今回、「従来型スカート(※以下 従来型)」「強化型スカート(※以下 強化型)」と2種類のセットが発売となりましたのでそれぞれ1セットずつ購入いたしました。

東急ファンの方をはじめ、知っている方は知っていると思いますが、知らない方は全然知らないと思いますのでその違いをご説明いたしますと・・・。

東急1000系1500番台 模型

上の画像の左側に写っているのが従来型(製品のモデルは1502F)で、右側が強化型(こちらは1508F)です。

従来型の方はスカートそのものが分割構造になっているため、中央付近に2本のラインが入っているのに対し、強化型の方は一体構造になっているためラインがありません。

形状も従来型は直線的?な感じに対し、強化型は(非常にゆるやかではありますが)曲線的な形状になっています。

ちなみに東横線時代の晩年は1001F~1003Fの3編成が従来型、1004F、1006F~1008Fの4編成が強化型、1005Fのみ排障器なしだったと記憶していますので、製品の編成とスカートの組み合わせは合っていると思います。

また、この強化型スカートのパーツが模型化されるのはおそらく初めてかと思いますので、この点でも個人的には待っていました!と思う部分でした(笑)

東急1000系1500番台 模型

・・・と、スカート(=排障器)の話だけで文章が長くなってしまいました(※東急車の模型ではよくある話であるとはいえ。)ので、他の部分はささっと眺めてみますと・・・。

・7000系をイメージした3色のカラー帯と戸袋部の三日月状のラッピングは当然のことながら再現。

・2パンタ化された中間デハの屋根板と車体の妻面の配管も再現。

・従来の1000系とは異なる床下機器パーツ。

・コアレスモーターをはじめ、最近のgreenmax新製品では標準仕様の足回りを採用。

など、全体的な出来栄えとしては(※ちょっとお値段が張るのが大量増備ができないためネックですが・・・。)十分だと思います。

これで現在の池多摩線で活躍する車両でまだ模型化されていないのは7000系を残すのみとなりました。果たしてこの流れでgreenmaxから発売されるのか、それとも他のメーカーから発売されるのか、まだわかりませんが今後の展開に期待したいですね。


ーおしまいー