【フリーランス車両】クハE531-1901① (2017年9月26日)
はい、ということで今回は先日の【テーマ:ダブルデッカー運転会】で参加者の皆様をざわっ・・・とさせたこのフリーランス車両についてご紹介したいと思います。
まず製作に至った経緯ですが-。
はじめはここ最近、私の一番お気に入りな車両となった京阪8000系ネタで挑もうかと思っておりました。
しかし前回の運転会(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=3055&catid=9)で「きかんしゃトーマス号2015」ラッピング編成や、プレミアムカー(タイプ)を作成してしまったこと、またマイクロエースから出ている京阪8000系の市場価格が軒並みプレミアムでそもそも簡単に入手することができないことから断念。
次に思い浮かんだのが、JR常磐線で活躍していた415系グループの中で最も異色な存在であったダブルデッカー先頭車こと「クハ415-1901」でした。
私は211系近郊型電車と同じ(あるいは似ている)車両が元々好きなので、『じゃあ415系1500番台を集めてやってみようかな』と思い、中古市場を中心に探してみたところ、これまた出物が見つかりませんでした。
かといって私が所有しているKATOの211系各種を種車にしたくもないし・・・ということで、部屋にある車両ケースを眺めていたところ、ふと目に入ったのは415系に代わって現在の常磐線の主力車両として活躍するE531系でした。
『そうだ。415系でダブルデッカー先頭車がいたんだから、常磐線繋がりでE531系バージョンを作ってみよう―。』
・・・という訳で「415系が手に入らないならE531系で!」という、おそらく大抵の人は思い浮かばないであろう発想の展開、思いつきで製作することにしたのでした(笑)
※後は最近のJRの車両ではE531系が一番ブームなので、きっと工作も途中で挫折せず最後までやり遂げられるだろう←と思ったのも後押しになりました。
製作に際してはサークルメンバーであるなべTEAが過去に製作した、211系長野色の先頭ダブルデッカーグリーン車「クロ212-3001」を参考にしました。
※詳細については彼のブログ「桜咲車両工場ブログ支区」に記事(※2016年2月頃)がございますので、そちらをご参照ください。(http://srcfactory.blog.shinobi.jp/)
今回用意したのはトイレ付きのサロE233(※サロE531が入手できなかったことと、両車に違いがあるのか全くわからなかったので代用。)とクハE531ー。
工作内容としては単純にサロの車体にクハの先頭部分を切り継ぎ加工しただけなのですが・・・。
実は今回のこの車両製作が、私にとって人生初となる切り継ぎ工作になった訳でして、車体のカットにはじまり、接着やパテ盛り⇒ヤスリがけなど、あらゆる工程で試行錯誤、悪戦苦闘の連続(苦笑)
その結果、クハ・サロともに1両ずつ犠牲(=部品取りの後廃車)が出てしまったものの、なんとか2代目?で形にすることができました。
塗装についてはダブルデッカーの種車がE233系3000番台(=湘南色)でしたので、グリーンマックスから発売されている「鉄道カラースプレー」の【8番:銀色(光沢)】と【16番:青20号』を使って再塗装しました。(※屋根板と先頭の白い部分は別パーツとして取り外せたため製品のまま。)
塗ってみた結果ですが、思った以上にKATOのE531系と色合いに違いがなかったので塗料の選択は間違ってなかったようで安心しました。
こうして、「クハ415-1901」のE531系バージョン・・・ということで「クハE531-1901」がここに誕生し(てしまっ)たのでしたー。
⇒次回へ続く