京阪8000系 模型

さて、マイクロエースから発売されました「京阪8000系 京阪特急プレミアムカー 8両セット」。

今回からもう少し細かく製品を見てまいりたいと思いますが、せっかくなので以前発売された【A2858 京阪8000系 新塗装 8両セット」(※以降前回製品)と比較しつつ、紹介していきたいと思います。

ちなみに前回製品は8006F、今回の「京阪特急プレミアムカー 8両セット」は8005Fがそれぞれモデルとなっております。・・・もし今回のセットが8006Fか8008Fがモデルになっていた場合は補助電源のMG→SIV化や一部機器の移設など、床下機器を加工する必要がありますので編成番号のチョイスは無難かと思います(笑)

京阪8000系 模型

まずは京都方先頭車である8000形で比較してみましたが、前回製品から変更されている部分は主に以下のポイントがあげられました。

①旧社紋が印刷されていた部分の改善。

最初期の京阪8000系(【A2850 登場時7両セット】【A2851 ダブルデッカー組込8両セット】)では、社紋板を車体側で表現、その上から社紋が印刷されていたのですが、前回製品ではその仕様のまま現行の「エレガントサルーン」カラーに変更されましたので、その部分が目立っておりました。

それが今回のセットでは改善され、スッキリとした印象に。・・・個人的にはかなり気になっていた部分なので、このポイントは高く評価したいです。


②車体に印刷されている掲示ステッカー類の変更・追加

6号車にプレミアムカーを連結した後=現在の8000系は、1~5、7・8号車の乗降ドア脇に号車表示が掲示されるようになりましたが、今回のセットでは実車同様しっかり印刷されているほか、窓ガラスに貼られている「車いす・ベビーカースペース」ステッカーも新たに印刷済となりました。

個人的にはマイクロエースのこれらの印刷表現は好きですので、これら掲示類が印刷済となっているのは嬉しい限りです。


③屋根、前面スカート部分の塗色変更

前回製品ではスカートと屋根が濃いめのグレー(ダークグレー?)、クーラーといった屋根機器類は明るいグレーと塗り分けられておりましたが、今回の製品では全て明るめのグレーで統一されています。

(※ちなみに同じ色合いということで、「クーラーと屋根はまさか一体成型?」と気になって確認したところ、前回製品と同様別パーツになっておりましたので塗り分けは簡単かと思います。)

個人的には前回製品の塗り分けの方がメリハリがあっていいかなと思う一方、今回のセットはまるで検査出場直後の姿のようでとても美しく、これはこれでありかなと納得もしております。

・・・結局この辺りは個人の好みで分かれるのでしょうが正直な話、私の場合は京阪8000系だったらどっちでも問題ない、というかとにかく「最高だ!!」の一言で片づけてしまっている、という方が正確かもしれません(笑)


京阪8000系 模型

④ロングシート部分の再現

前回製品は車体の塗色こそ現行の「エレガントサルーン」仕様になっているものの、内装を中心としたリニューアル工事が行われる前の姿を再現した製品でしたので、車端部分はクロスシートのままでした。

今回の製品は現行仕様ということで実車と同様、乗務員室付近を除いた車端部分がロングシート化された後の姿が再現されているのですが、内装パーツを見てみますとなんともあっさりというか簡素な表現になっています。

一応実車のハイバックロングシートをイメージしてか、座席の背面部分はそれなりの高さがありますが、その分外側からハッキリと座席のグレーが見えてしまっていますので、実車に合わせるならこの部分は黒に塗ってもいいかもしれません。




・・・と、たった1両比較しただけで文章が長くなってしまいました(すみません)ので、続きはまた次回にしたいと思います(笑)


→次回へ続く