こんばんは、谷風皐月です。

平成の時代も残すところ後わずかとなりましたが、新しい令和の時代を迎える前に!
もう1件模型工作をやろう、ということで今回はこちらのキットに挑戦したいと思います。

京阪 貴賓車 模型

はい、京阪電鉄の16号車(一般型格下後)キットです。・・・先日、ある中古模型屋で「(京阪が好きと言うなら)作れ!」と言わんばかりに???超破格の値段で売られておりましたのでゲットしてしまいました(笑)

まず簡単にこの16号車についてご説明しますと、昭和の時代が始まって間もない頃、皇族や国賓の方が御乗車されるための「貴賓車」として誕生した車両でして、まさに京阪電車の先代「プレミアムカー」といってもいい?車両ではないでしょうか。

しかし「貴賓車」として活躍する機会は少なかったそうで、登場から10年あまりで一般用ロングシート車に格下げ改造が施され昭和40年頃に廃車、最後は寝屋川車両基地内で会議室として利用されたという、かなり変わった人生を歩んだ車両とも言えます。


そんな16号車のキットですが、中身はご覧のとおりでして、アクリル製の車体・屋根・床下機器・座席・貫通幌と説明書が付属しています。

アクリル製のパーツ自体は昨年無謀な挑戦?だった叡山電鉄の「ひえい」(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=4057&catid=14)のキットでもあったのですが、
あちらはほとんどがペーパー製だったのに対し、今回のキットはオールアクリル製。

・・・平成最後の模型工作が人生初のアクリル製キットーというまたなんともなチョイス(笑)ですが、早速組んでみたいと思います。

京阪 貴賓車 模型

・・・と、画像ではいきなり車体が組み終わっているのですが、実際のところは歪みまくっていた各パーツを熱湯につける→重い物の下に敷いて元に戻したり、「アクリルの接着剤って何を使えば?」という超素人発言で「たまでんクラブ」メンバーに教えを請いていたりしておりましたので結構な時間を要しております(笑)

ただパーツの歪みさえ解消(※個人的にはここが一番手を焼いたのですが。)すれば、瞬間接着剤で組み立てられる=従来のプラキットと大きな違いはないようなのでそこは安心しました。

京阪 貴賓車 模型

お次は足回り。

こちらのキットではTOMYTECの「鉄道コレクションシリーズ(以下鉄コレ)」の床板(17m級用)と台車(U型イコライザ)を用意するよう説明書に記載されておりましたので、動力化によって不要となった歴代の?鉄コレ用の床板と台車を漁ってみたところー無事に床板・台車ともに推奨パーツを発見することができました。

試しにキットの座席と床下機器を鉄コレの床板に取りつけてみたところ、見事にピッタリ!で気持ちいいくらい素晴らしい精度でした(笑)

ただ車体とのはめ込みについては鉄コレの床板をちょっとだけ削る必要がありましたので、カッターとヤスリで微調整し、なんとか形になりました。


・・・果たして平成の時代が終わるまでに無事出来上がるのか?ものすごくギリギリですが、頑張って制作を続けたいと思います。


⇒次回へ続く