京阪 貴賓車 模型

さて、平成の時代が終わるまでに作ろうと動き出した京阪16号車(一般型格下後)キット。

無事に組み上がりましたのでお次はいよいよ塗装ー・・・に入ろうと説明書を読んだところ「塗装前に中性洗剤などで丹念に洗うように。」という注意書きが。

・・・確かに組んでいる途中、なんか白っぽいなぁ(※説明書によるとサポート材の蝋らしいですね。)と気になっていたのですが、アクリルキットを塗る場合は下準備として洗浄が必要なのですね。

というわけで熱湯&ちょこっと台所にあった中性洗剤を使って一晩かけ、前回までに組み上げた16号車のパーツ各種を洗浄し、改めて塗装に入ります。

京阪 貴賓車 模型

さて塗装については以下の色を使いました。

・下地・・・GSIクレオス「Mr.ベースホワイト 1000」
・屋根、貫通幌・・・Greenmax「鉄道カラー」35番:ダークグレー
・床板、床下機器・・・Greenmax「鉄道カラー」9番:ねずみ色1号
・車体上部・・・Greenmax「鉄道カラー」34番:ライトグリーンB
・車体下部、室内の座席・・・Greenmax「鉄道カラー」33番:ダークグリーンA

・・・ぶっちゃけ手元の工作スペースに常備してある「いつもの色」ばかり(笑)なのですが、
キットの説明書にも下地以外は今回私が使用したものと同じものが指定されています。

ちなみにアクリル製のキットを初めてまともに塗ってみた感想ですが、しっかり事前に洗っておいたのが功を奏したのか?プラキットを塗るときとほとんど違和感を感じることなく、難なく塗装することができました。

最近は3Dプリンタ出力によるアクリル製のキットやパーツが鉄道模型の世界でもかなり流通しておりますので、今後私がそれらを購入しても無駄にはならなそうなことがわかり、少し安心しました(笑)


京阪 貴賓車 模型

さて塗装を終えた後は車体の内側から窓ガラスを再現(※といっても、Greenmaxの未塗装板キットなどに付属する透明の塩ビシートを適度な長さに切って貼っただけ。)し、最後に分解したパーツを再度取りつけたり、組み立てたりして一応の完成としました。

ちなみにこの16号車、「そもそも中間車だけど、どんな車両と繋がって活躍していたの???」という重要な点を完成してからようやく雑誌やネットなどで調べてみた←ところ、初代京阪特急車両であった1000型(こちらも一般車への格下げ改造後)と繋がっていたようなので、画像のような編成を組んでみました。

実際にこのような編成があったかはわかりませんが、これだと編成構成が2M2Tとなりちょっと頼りなさそうなので、中間車を1両減らすか中間電動車(1280型)などを持ってくるなどした方がよさそうな気がします。



平成時代の終わりにノリと勢いだけで挑戦した今回の京阪16号車アクリルキットー。

・・・個人的には16号車最大の特徴ともいえる、かつて「貴賓車」であったことを物語る?アーチ状の明かり取り窓部分が車体色のままになってしまっている(いくらなんでもこの部分を切り抜いた状態で出力するのは無理でしょうから仕方ありません。)ことや、各パーツの積層痕が思ったより目立ってしまったのが今後の検討課題、といった感じになりました。

とはいえ限られた時間(※今回の場合は勝手に自分で制限設けただけ。)の中で、京阪の鉄道模型ネタを1つ増やせたこと、またアクリルキットに対する自分なりの製作ノウハウを積み重ねられたという点では非常によかったと思います。


平成の時代はもうすぐ終わりますが、令和という新しい時代でも鉄道模型をやって行きたいと思います。


ーおしまいー