GREENMAX(グリーンマックス)から発売されました、「京阪7200系(7201編成)7両編成セット」の紹介も今回で最後ということで、塗装済キットと比較してまいりたいと思います。

※塗装済キットは、以前の記事で書いたとおり製品名は9000系になっているのですが、私はあえて7200系として組みましたので、今回登場させております。

京阪7200系 模型

さて、まずは先頭車の前面と、中間車の妻面からー。

左側が今回の製品【品番:31538】、右側が塗装済キット【品番:1078T・1078M】となります。

・・・同じメーカーの製品ながらも、両製品の設計時期は相当の期間が開いています(※塗装済キットの方は約20年前くらい前の設計になろうかと思います。)ので全然違いますね。
実車の写真(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5696)と比べていただくと、さすがに今回の製品の方が近いかと思います。

特に簡易運転台が設置されている中間車の妻面については今回の製品の方が圧倒的にいい感じですね(笑)

ただ通過標識灯のサイズや副標掛けの位置をはじめとする配置バランス、また前照灯や通過標識灯・尾灯はキット製品故に非点灯なものの、運転台や乗務員室と客室との仕切りが再現されているなど、個人的には塗装済キットも悪くはないなとも思います。

京阪7200系 鉄道模型

お次は車体側面+床下機器。

(※車両を横に寝かせて?撮影した画像は上が塗装済キット、下が今回の製品。また車両を連結して撮影した画像は左が今回の製品、右が塗装済キットとなります。)

やはり両車の大きな違いはドアと窓ガラスのサイズでしょうか。

おそらく窓枠の銀色が塗装済キットの方はガラスパーツに印刷されているのに対し、今回の製品はボディの方に塗装されているからかと思います。窓やドア窓の形状は今回の製品の方が実車に近いと思いますが、車体とのバランスを考えるとやはり塗装済キットの方がしっくりくるような気がします。

・・・ただここは実車を見に行かないとなんとも言えないので、改めて実車を見たいですね。(※フラグです←)

また車体カラーである「レスト・グリーン」「フレッシュ・グリーン」「アーバン・ホワイト」の色調自体は両車とも変わっていなさそうですが、今回の製品の方が艶がある(単なる経年の差?)ので、個人的には今回製品の方がいいかなーと思います。

床下機器については約20年くらいもの時間の差があるだけに、今回の製品の方がモールドをはじめ断然リアルではありますが、両車とも他の製品から流用されているパーツかと思いますので、実車との比較云々は述べないことにします(笑)

京阪7200系 鉄道模型

最後は屋根回りや室内パーツなど。

屋根回りの方はパンタグラフやヒューズボックスなどはほとんど違いがわかりませんが、避雷器が塗装済キットでは別パーツ、今回の製品では屋根板と一体になっているのが目立った変更点でしょうか。

またクーラーは色調が違う(※塗装済キットの方は墨入れをしただけで私が塗装をさぼっただけ説)だけではなく、今回の製品は新規に設計されたもののようです。なんとなく今回の製品の方が実車に近いかなーと思います。・・・やはり実車見に行かないと以下略(フラグ)

一方の室内ですが、床板や座席パーツなどを見ると、グリーンマックスの歴史といいますか時代がよく分かりますね。

座席パーツは塗装済キットが蛍光グリーンっぽい色、今回の製品が濃いグリーンになっています。・・・座面の色だけで言えば塗装済キットの方が近いような気はしますが、客室部分全体が蛍光グリーンになっているので、全体的な仕上がりで言うと今回の製品の方が落ち着いている感じがしますね。ただし実車に近づけようとするならばどちらも再塗装必須ですが(笑)

なんにせよこうして同じメーカーの、同じ車両の製品同士で比較するのは時代を感じたり、再発見があったりと楽しいですね。



ということで、GREENMAX(グリーンマックス)から発売されました「京阪7200系(7201編成)7両編成セット」の紹介でした。

今回の製品を機に、8両編成時代の7201Fや7202Fといったバリエーション展開(しそう・・・)、また9000系や10000系といった他形式に拡大発展していくのかわかりませんが、グリーンマックスの今後の京阪電鉄シリーズを半分楽しみ、半分不安(※不安なのは単に私のお財布事情の話)にして、見守っていきたいと思います。


ーおしまいー